令和5年9月19日 研究誌「立飛総研リポート」第8号(Vol.8)刊行に関するお知らせ
2023.09.21
市民・来街者の郊外都市イメージ調査を実施
「暮らしやすい」2位に海老名市が浮上、「活気がある」トップは立川市
東京都立川市に本拠を置く不動産開発の立飛ホールディングス(本社:東京都立川市、代表取締役社長:村山 正道)が中心になり設立した一般社団法人 立飛総合研究所はこのほど、研究誌「立飛総研リポート」第8号(Vol.8)を刊行しました。今号の調査は「住民・来街者らが抱く郊外都市のイメージ」です。
ポスト・コロナ時代の新たなまちづくりとして郊外都市のあり方が注目されている中、首都圏郊外のターミナル(交通拠点)都市として発展を続ける立川、武蔵野、八王子、柏、流山、所沢、海老名の7市を対象に市民、来街者らが抱く都市イメージについて15項目(「暮らしやすい」「活気がある」「街並みが魅力的」「買い物がしやすい」「公共施設(図書館など)が充実」等)にわたり調査、各項目に対する肯定的な評価割合を「プラスイメージ度」として分析しました。主な調査結果は以下の通りです。
市民評価に関する全体分析では基幹的イメージ項目である「暮らしやすい」と最も相関が強い項目は「公共施設が充実」であることが明らかになりました。次いで相関が強かった項目は「買い物がしやすい」で、「街並みが魅力的」を含めた3項目が「暮らしやすい」を支える主要要素であることが分かりました。
市民評価を個々の都市で見ると、「暮らしやすい」のプラスイメージ度は各種調査で「上位常連組」の武蔵野市がトップでしたが、2位には近年、商業・住宅開発が活発化している海老名市が浮上。立川市がこれに次ぎました。これら3市は「公共施設が充実」と「買い物がしやすい」の各項目でも上位3位に顔を並べました。「活気がある」は立川市が群を抜きトップで、海老名市、流山市がこれに続きました。近年、人口流入に大きな影響を及ぼす都市イメージとして注目される「子育てがしやすい」は積極的な支援策で知られる流山市が1位、2位には海老名市が入りました。また、「洗練されている」は武蔵野市が2位の立川市に大差を付けてトップ。「安全で治安がよい」は海老名市が1位にランクされました。
一方、来街者(過去5年間に当該市を来訪経験のある人)が抱く「暮らしやすい」のプラスイメージ度の上位3位も市民対象の評価ランキングと同じ顔触れでしたが、3市を含め7市とも来街者評価は市民評価よりも大きく下回りました。他のイメージ項目でも総じて来街者評価の方が低いのですが、「活気がある」では武蔵野市や八王子市、柏市など来街者評価の方が市民評価よりも高い都市が多かったです。
このほか、調査結果の詳細(紙媒体と同内容)は弊研究所のウェブサイト(URLは下記参照)でもご覧になられます。
■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人 立飛総合研究所(東京都立川市泉町935番地27 214号棟)
担当:理事 事務局長兼統括研究主幹 市川 嘉一
TEL:042-538-7200 (不在時は携帯TEL:090-2540-1850)
E-mail: kaichi.ichikawa@tachihi.com
URL: https://tachihi-souken.com